新型コロナウイルス(COVID-19)対応方針

公衆衛生の専門家として

王様のかくれ家の店主 わたくし「ぜにこ」こと錢谷は、公衆衛生を主な研究フィールドとして生きてきた医学研究者です。

公衆衛生とは、ざっくりいえば「社会全体としての人々の健康を維持する」ことを目的とした医学の分野です。

古くはペストやコレラなど、細菌感染症への対策から始まり、

現在では、私が関わってきたことを例に上げると

救急医療の最適化のための制度設計、高額な医薬品の費用対効果の検討、まれながんの早期発見・治療のための体制整備などなど、

幅広く社会における医療を最適化することが我々の役目です。

わたし自身、パンを焼きながらも、年に数回は公衆衛生学の専門家として、細胞治療の審査委員としてのお役目もいただいています。

そんなわたしがパン屋をやっている以上

お客さまには安心してパンをお求めいただけるように、最善を尽くそうと思っております。

 

とはいえ、みなさまもお感じになっている通り

いまだに情報も少なければ、物資も足りていない状況です。

感染の拡大状況や、感染予防製品(マスク・アルコールなど)の流通状況を鑑みながら、随時対応をしていきたいと思いますが、現状では下記を当店のポリシーとさせていただきます。

 

こちらに、専門家目線での感染対策コラムも綴っておりますので、ご参考まで。

お客さまの健康を守るために

当店の対応方針(2020年9月11日現在)

【お客さまへのお願い】

  • 営業時間を朝8時から夕方17時までにさせていただいております
  • 混雑回避のため大型パン(食パン・バゲット・カンパーニュ)はご予約優先としております(ご予約についてはこちら
  • 感染防止のため、ひと組ずつのご入店の徹底をお願いします
  • グループで入店される際も、3名以内・パンに顔を向けてお話をされないようできるだけお気遣いください
  • 店外でお待ちになる際も、他のお客さまとの距離をあけてお待ち下さい
  • トレイ・トングを取る前に、必ず設置のアルコールにて手指の消毒をお願いします
  • 現金受け渡しによる感染を防ぐため、できるだけキャッシュレスでのお支払いをお願いします
  • 現金でのお支払いの場合には、手渡しを避け、会計ごとに消毒したトレイにてお渡しします
  • 不要不急の外出をひかえていただくため、配送もご利用ください(詳細はこちら

【スタッフ側の感染予防対応】

  • 「スプレーマスク」を4時間おきに使用しつつ、物理マスク(ウォッシャブルマスク)を着用しています
  • スタッフは4時間おきに検温で体調チェックをしています
  • トレイ・トングはもちろん、レジのiPadやカードリーダーも会計ごとにアルコール消毒しています

上記の対応を、ウイルス感染が国内で収束する見込みが立つまで継続いたします。

現状の対応をするに至った背景

2020年9月11日現在

非常事態は過ぎたような気がしますが、世界からコロナウイルスが消えたわけではありません。

外出規制が解除されて以来、お店にまた行列ができるようになり、

また、都内での感染者も減少する気配はなく、感染予防の観点からは非常に心配な状況がまだまだ続いております。

これから気温も下がり、ウイルスの活動がさらに活発になることが懸念されます。

 

パン屋としては、もちろんたくさんのお客さまにパンをお届けしたい気持ちは山々です。

来てきて!と言いたいけれど、公衆衛生の観点からは簡単には言えません。

苦渋の選択ではありますが、

営業時間の短縮や、ご予約優先の制度など、みなさまの健康を思ってのことですのでどうかご理解いただければと思います。

 

また、自分が専門家としてできる最大限のこととして、

コロナウイルスの発生が報じら始めた時から、 各種医学論文や海外の機関(WHO:世界保健機関およびCDC:米国疾病予防管理センター)の情報を中心に、正確な情報を集めようと尽力してきました。

 

コロナウイルスが主に飛沫感染であることを考えると、当店は売り場が大変狭く、一度に3名以上の大人が入店された場合、満員電車に近いギュウギュウの状態になってしまいます。

そこで、万が一のお客さま同士の感染を予防するため「ひと組ずつのご入店」をお願いすることとしました。

グループでの入店はOKですが、3名以上で入店されますとすでに「密」ですし、

パンにむかってお話されると飛沫の飛散が心配ですので、できるだけパンに顔を向けてお話になることはひかえていただけるとより安心です。

 

また、パン屋で皆さまが手にとって共有するものはトングとトレイです。

トングとトレイはスタッフが常時アルコールにて消毒しておりますが、

お客さまもこれらを触る前に、手指の消毒をしていただくことで、さらに感染を抑える対策になると考えます。

 

会計時、現金も感染源となることから、できるだけキャッシュレスをお願いすると同時に

スタッフが毎回触るiPadレジや、お客さまに押していただくクレジットカードの暗証番号を入れる機材も、会計ごとに消毒することで

手指からの感染を予防しております。

 

さらに、浮遊している・または付着している空間内のウイルスに効果があるとされる大幸薬品のクレベリンをレジカウンターに設置しました。

飲食店では多少異臭がするため積極的には使用しないことがおおい薬品ではありますが、

みなさまの安全を守るため、多少のニオイはご容赦ください。

 

マスク着用については、

スタッフへのウイルス付着を抑えるという意味でスプレーマスク(資生堂IHADA)を利用しています。

さらに物理的にウォッシャブルマスクを着用することで、飛沫の飛散も抑える努力をしています。

スタッフ全員には、もしコロナウイルス感染の症候(味覚異常、発熱・せき・倦怠感など)がある場合には原則出勤しないこと、もし家族に同様の症状がみられて本人には症状がない場合にはマスクを着用すること、を周知しています。

さらに、4時間おきの検温により、スタッフの体調を店舗でもチェックし続ける体制としています。

 

 

現状、できうる限りの対策として、上記のような対応といたしました。

お客さまにはいろいろとご不便、ご迷惑をおかけすることになりますが、何卒ご理解いただき、

美味しいパンを召し上がってしっかり体力と体温を維持し、免疫を保っていただきたいと思います。

 

どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

王様のかくれ家 店主

錢谷聖子

Master of Public Health(公共健康医学修士)

東京大学医学系研究科公共健康医学専攻 第一期修了生